スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

あいさつの魔法。

9月に入った頃から、近所で工事が始まりました。3階建てのビルの持ち主が変わったようで、何やら物を運び出したりしていたので、内装でもきれいにするのかな?と思っていたら、ある日仕事から帰ると、大きな重機がいくつも来て、そのビルを壊し始めていてビックリしました。

最初は3階の窓ガラスなどをそのまま下のトラックとかに落とし入れていたので、その「がっしゃーーん」という音にいちいち驚いていたのですが、工事は日に日に大掛かりになり、ビル全体をガンガン壊し始めた時は、かなり揺れるので、もうわかっていてもいちいち「地震??」と、ネットの地震速報を確認したり…震動、音、そして何よりホコリ!近所ですからお互いさまとはいえ、かなりストレスになっていました。

そのビルのすぐ隣のマンションのオーナーにお会いした時に、「何が始まったんですか?」とお尋ねすると、「うちにも何の連絡もないのよ!!」とかなり怒っておられました。その方が現場の方に「建築主はどなた?」と尋ねられたそうですが、「知らない」とのこと。さすがに、すぐ横でこんな工事が始まって迷惑こうむっているのに何の連絡もないとは…私たちもかなり不安になっていました。

9月も半ばになって、真夏の頃より幾分涼しくなってきたとはいえ、ホコリのすごさに窓も開けられないし、すぐお隣の方々は洗濯物も外に干せないし、うちはまだそれほどの被害はないけれども、いつまで続くのかなぁと思っていたある日の朝、ちょっとそこまでの用にその現場の前を通りかかった時、早朝から3人ほどが作業前の準備をしておられました。


たくましそうな外国人の作業員の方に「俺、こう見えても55歳!」と日本人の方が得意気に話しておられ…どれどれ、どんな55歳??ふとその会話の方へ目をやると、もう一人の年輩の男性(日本人60歳代)が私に「おはようございます!」と声を掛けられました。

一瞬びっくりしたのですが、思わず「お、おはようございます」と挨拶してしまいました(っていうのも変ですが)。よく映画やドラマのワンシーンのように、一瞬のことなのに時間がスローモーションのように流れ、「え?どうしよう?このまま通り過ぎようか、どうしよう??どうする?どうしよう?」

次の瞬間、
私「何ができるんですか?」
オジサン「いやぁわしらもわからんのだわ」
私「そうですか、いつ頃まで続きますか?」
オジサン「そうだねぇ、10月くらいまではかかるかな」
私「そうですか、(思わず)暑いのにご苦労様です」
オジサン「いえいえ、ご迷惑をおかけします」

不思議なものです、あれだけうるさいなぁと思っていた工事が、あのおじさんとのやり取りで「ご迷惑をおかけします」と言われて以来、何となく親近感を感じてそれほどうるさくないのです。

さらには、今日はどのくらい進んだのかなぁ~なんて、興味深く眺めるようになっています。

あいさつってすごいです。東日本大震災の後、テレビのCMが自粛して代わりにACジャパンのCM「こんにちは、ありがとう…。ぽぽぽぽ~ん」が連発されて話題になりましたが、まさにあれです。

きっとあのオジサンは長年の経験でそういうことを知っておられるのでしょう。何ができるのかも知らされていない、ただ解体だけに来られているオジサンたちが、近所の私たちにそういう声をかけて下さる、それだけのことで、少しでも安心感が与えられる、理解して、受け入れてもらえる…。

何だかとても気持ちのいい体験をさせて頂きました。私も子どもが小さい頃から、近所ではよく声を掛ける方ではありましたが、まさか見知らぬ人にまではしていませんでした。

まぁ現代においては、へたに声を掛けると不審者?と間違われることもあり、なかなか難しいところでしょうが、あいさつが人と人との距離を少し縮めてくれることは確かです。あのオジサンに改めてその大切さを教えてもらいました。

本当に「ありがとう」です。














スポンサーサイト
  1. 2012/09/23(日) 10:11:27|
  2. 未分類
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。