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『悪人』

公開されてすぐに見てきました話題の『悪人』ふだん映画は空いている時をねらって行くのですが、今回は深津絵里が賞を取ったこともあり、平日にも関わらずほぼ満席でした。

で、いつも通路側の席を取る(何かあった時すぐに逃げられるから)のですが、今回2人掛けの席しか空いてなくて、予約した時は横は空いてたのに時間ぎりぎりに掛け込んだら、何と隣に中年の男性が…だから、思いっきり端に寄って座っていたので2時間半首が痛かった

涙涙で映画に没頭しながらも時々「首痛いな」で現実に引き戻され、行ったり来たりの慌ただしいひと時でした。ホントずっと泣いてました、隣の人に聞こえないように。

ネタばれすると申し訳ないので詳しくは書きませんが、妻夫木くんかわいそうでした。でもやっぱりあれだけさわやかなイケメンは悪人って言っても憎めないな、って感じです。役名が「清水祐一」だったので、最後捕まる時「シミズ!シミズ!」って…私まで「すみません…」

このお話誰が悪人か?というのを考えさせたかったようですが、私はこれは「悪人」ではなく「未熟」だと思いました。人間、誰でも心の中にも善の心も悪の心ももっている、ただそれがどの縁によってどちらが引き出されるのか?であって、悪いことをしたから単純に「悪人」と決めつけられるのはいかがなものかと思いました。

何か起こった時にどう考えどう行動するか、特にとっさの場合、人間が未熟だと間違いも起こすでしょう。だからすべてにおいて学び続ける必要があるのだと思います。

それから、愛されずに、いえ愛を感じることなく成長すると本当に寂しい人間になってしまうんだな、しみじみ思いました。主人公は決して悪人ではない、愛を知らなかっただけ、最後あえて深津絵里の首を絞めたのは初めて本当に愛を感じたから、愛ゆえだと私は信じたいと思いました。

前評判通り、樹木希林や柄本明の演技は恐ろしいくらいでしたが、宮崎美子h「RAILWAYS」にも出てたけど、おばさん役がどちらもはまっていて、これ演技なの?素なの?って(笑)

登場人物の中で私が一番いいなと思ったのは、路線バスの運転手さんです。ああいう場面でああいうひとことが言える、そんな人になりたいです。カッコよかった!マスコミに囲まれてバスに乗ろうとする主人公の祖母、樹木希林をかばって一喝するのですが、そのあと彼女に言ったひとこと、見知らぬ人だけれども、たったひとことでその人がどれだけ救われるのか、すごい力です。

帰宅して、子どもらに映画の話をすると「かーさん、妻夫木がイケメンだからひいきしとる!」と。う~ん、やっぱりそうかな(笑) それにしても悲しい、涙なしでは見られないお話でした。いろいろ考えさせてもくれました。もう一回見たいな。

ご覧になられた方、ぜひ感想をお聞かせ下さいませ。 (そう言いながらもコメントは受け付けないという矛盾(笑))















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  1. 2010/10/02(土) 07:00:19|
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